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ゲームのことを書いていて思い出したこととか。
神代異聞は私にとって、「とにかく自分が書きやすいもの」を押し込めたようなものです。
流されタイプの薄暗い主人公、飄々としたムードメーカー、積極的な強気ヒロイン(まかり間違っても健気ではない)、サポートキャラとして敬語+笑顔のお兄さん、助力を請うことが重要になるストーリィ展開etc..
そんな中、私のゲーム(RPG多し)での使用キャラクターにおける好みが露骨に反映されているキャラクター達、というのが高彦・高姫兄妹と稚彦だったりします。
弓使い、足技格闘タイプ、ビジュアルが中性的な女性戦士と、正直小説本編にはほとんど必要の無い部分を描写しすぎなのは、偏に私がそういうキャラクターが動いてるのを見るのが好きだからです。
私情丸出し、好み詰め込みすぎです。分かってます。
ワカタカブラザーズは古事記読んだときからなかなか興味のあるキャラクター像でしたしね。
高天原から豊葦原平定のために使わされたけど、高天原を裏切ったために己の矢を投げ返されて死んだアメワカヒコ。ちゃんと確かめて行動しようよ!
そのアメワカヒコに瓜二つであったため人違いをされ、「死者と間違えるとは何事だ」と激怒して遺体の安置された喪屋を蹴倒したアジスキタカヒコネ。それ本当に友達だと思ってたの!?
しかもそこで夫であったアメワカヒコの死を悼んでいたはずの高姫=シタデルヒメは「あの谷を輝かせるように立派な方は、(アメワカヒコなんかじゃなくって)アジスキタカヒコネよ」と説明しながらもお兄様をべた褒めするブラコンっぷり。
この三角関係、面白い……!
RPGでパーティー組むなら、操作の点からもストーリーの点からもこの子達がいいです(笑)
ちなみに男装の麗人設定は別にシタデルヒメに対してそういう記述があるわけではなく、彼女をアマテラスに通じる神格とする説を発見したときに「じゃあスサノヲを迎え撃ったアマテラスみたいに男装して戦ってもらおうかな」と思っちゃっただけです。
スセリは流石に肉弾戦は無理でしょうしねえ。
更に付け加えるなら、水臣と枳賢さんも出雲風土記から出張ってもらった理由の何%かはそこです。格闘と弓。
八千穂が剣は有り得ないぐらいへっぴりのクセに弓は百発百中なのもその辺が理由です。弓キャラ動かすの大好き。
……まあ、どうでもいい裏話なんですが、舞台袖でそういうことを考えていたわけです。
好みのキャラクターは基本的に書きやすいのですけれど、その好みというのにも色々種類がありまして、大まかに分けると「技能」「性格」「ビジュアル」「ストーリィ中で果たす役割」でしょうか。
弓使いや格闘家といったカテゴリは技能ですね。呪術や製薬も技能として好き。職人さんは大抵好きです。
性格は、神代でいうなら八千穂のような肯定的な後ろ向きが好きなんですけど、あんまり同士さんは居ないようです。
皆さん聞くと宿那がお好きらしくて(笑)
宿那や水臣、菩比のような飄々としたタイプ、須世理や水方のような感情や他者への接し方の起伏が激しいタイプも好きなので筆が進みます。
宿那、水臣の両名は飄々に加えて起伏も大きいので実に行動様式をトレースしやすい。
更に言うなら、このタイプ同士の応酬を主人公視点で書くのが一番書きやすい場面です。
短編の「竜神死なず」におけるヤエ(主人公)、ギンジ(飄々)、シロウ(起伏が激しい)なんてまさに典型。
ビジュアルはやはり男装の麗人・高姫を推したいですね。描写するギャップが楽しいのですよ。
顔とか服装の具体的な部分は読み手さんに任せるとして、外見そのものがキャラクター性の深い部分を表す人物の描写には力を裂いたつもりです。
阿久斗の白子設定やら、ラスボスの○○やら……この辺は好みというよりは必要に駆られた感がありますけれど。
後はまあ、八千穂や宿那の尻尾髪とかは必要無いのに書いてしまったり。楽しいので(笑)
微笑を絶やさない人と、逆に表情がころころ変わる人も書いていて楽しいですね。性格とも被ってくるんですけど。
最も役割が好きなキャラクターには、二番手キャラクターを愛する私としては間違いなく五十猛を選びます。
常に後ろに控えて状況説明、根回し、ストーリィを展開させ、事態の収拾をつけるために血気盛んな奴らをやんわり笑顔で諌め、後ろ向きな八千穂をそれとなく励ます万能人間っぷりを発揮しながらも妹にやや振り回されている苦労人。
よく頑張った! 感動した! でも影が薄いところがミソです。
今まで貰った感想で彼に触れられてたものは、ものの見事に皆無。
……狙い通り。(ゴメン、イタ兄)
菩比と稚彦の裏切り組も物語のキィになる大好きなポジションです。
だからこそ菩比の性格を好みに設定したとも言えますが。。
瓊河姫のやっちーいじりも、彼女が楽しそうだったのでこっちも楽しくなりました。
本当ならもっと活躍していただきたかったお嬢さんですが、あの時代に女性が長距離の船旅なんて正直有り得ないという壁を越えることが出来ませんでした。
いつか外伝かなにかでリベンジできたらいいのですけれど。
「書きやすい」キャラクター設定をしておかないと、プロットどおりに事が運ばず困ることになります。
キャラクター性に振り回されてストーリィが変わるのは、神代においては重々避けたい事態でありました。
……実際、登場人物の身の振りようとかはプロット段階から大きく変わっていたりするんですけどね、すっぱり切り捨てる筈だった部分を拾い上げたり。
でも大きな流れを設定した時点から、そのラストに向けて動いたわけですから、筆が止まるのは好ましくない。
性格的に書き辛い天稚彦と火乃芸の視点を使わなくちゃならないときは、本当に苦労しました。
……で、今、「一角紀」に相当手間取っているのはそのあたりです。
神代でメインとして使わなかったタイプのキャラクター=書き辛いキャラクターを主人公格に持ってきているため、行動様式をトレースすることが実に難しいのです。
そのあたりが、人生経験の少なさや想像力の足りない部分であるのだと思います。。
神代異聞は私にとって、「とにかく自分が書きやすいもの」を押し込めたようなものです。
流されタイプの薄暗い主人公、飄々としたムードメーカー、積極的な強気ヒロイン(まかり間違っても健気ではない)、サポートキャラとして敬語+笑顔のお兄さん、助力を請うことが重要になるストーリィ展開etc..
そんな中、私のゲーム(RPG多し)での使用キャラクターにおける好みが露骨に反映されているキャラクター達、というのが高彦・高姫兄妹と稚彦だったりします。
弓使い、足技格闘タイプ、ビジュアルが中性的な女性戦士と、正直小説本編にはほとんど必要の無い部分を描写しすぎなのは、偏に私がそういうキャラクターが動いてるのを見るのが好きだからです。
私情丸出し、好み詰め込みすぎです。分かってます。
ワカタカブラザーズは古事記読んだときからなかなか興味のあるキャラクター像でしたしね。
高天原から豊葦原平定のために使わされたけど、高天原を裏切ったために己の矢を投げ返されて死んだアメワカヒコ。ちゃんと確かめて行動しようよ!
そのアメワカヒコに瓜二つであったため人違いをされ、「死者と間違えるとは何事だ」と激怒して遺体の安置された喪屋を蹴倒したアジスキタカヒコネ。それ本当に友達だと思ってたの!?
しかもそこで夫であったアメワカヒコの死を悼んでいたはずの高姫=シタデルヒメは「あの谷を輝かせるように立派な方は、(アメワカヒコなんかじゃなくって)アジスキタカヒコネよ」と説明しながらもお兄様をべた褒めするブラコンっぷり。
この三角関係、面白い……!
RPGでパーティー組むなら、操作の点からもストーリーの点からもこの子達がいいです(笑)
ちなみに男装の麗人設定は別にシタデルヒメに対してそういう記述があるわけではなく、彼女をアマテラスに通じる神格とする説を発見したときに「じゃあスサノヲを迎え撃ったアマテラスみたいに男装して戦ってもらおうかな」と思っちゃっただけです。
スセリは流石に肉弾戦は無理でしょうしねえ。
更に付け加えるなら、水臣と枳賢さんも出雲風土記から出張ってもらった理由の何%かはそこです。格闘と弓。
八千穂が剣は有り得ないぐらいへっぴりのクセに弓は百発百中なのもその辺が理由です。弓キャラ動かすの大好き。
……まあ、どうでもいい裏話なんですが、舞台袖でそういうことを考えていたわけです。
好みのキャラクターは基本的に書きやすいのですけれど、その好みというのにも色々種類がありまして、大まかに分けると「技能」「性格」「ビジュアル」「ストーリィ中で果たす役割」でしょうか。
弓使いや格闘家といったカテゴリは技能ですね。呪術や製薬も技能として好き。職人さんは大抵好きです。
性格は、神代でいうなら八千穂のような肯定的な後ろ向きが好きなんですけど、あんまり同士さんは居ないようです。
皆さん聞くと宿那がお好きらしくて(笑)
宿那や水臣、菩比のような飄々としたタイプ、須世理や水方のような感情や他者への接し方の起伏が激しいタイプも好きなので筆が進みます。
宿那、水臣の両名は飄々に加えて起伏も大きいので実に行動様式をトレースしやすい。
更に言うなら、このタイプ同士の応酬を主人公視点で書くのが一番書きやすい場面です。
短編の「竜神死なず」におけるヤエ(主人公)、ギンジ(飄々)、シロウ(起伏が激しい)なんてまさに典型。
ビジュアルはやはり男装の麗人・高姫を推したいですね。描写するギャップが楽しいのですよ。
顔とか服装の具体的な部分は読み手さんに任せるとして、外見そのものがキャラクター性の深い部分を表す人物の描写には力を裂いたつもりです。
阿久斗の白子設定やら、ラスボスの○○やら……この辺は好みというよりは必要に駆られた感がありますけれど。
後はまあ、八千穂や宿那の尻尾髪とかは必要無いのに書いてしまったり。楽しいので(笑)
微笑を絶やさない人と、逆に表情がころころ変わる人も書いていて楽しいですね。性格とも被ってくるんですけど。
最も役割が好きなキャラクターには、二番手キャラクターを愛する私としては間違いなく五十猛を選びます。
常に後ろに控えて状況説明、根回し、ストーリィを展開させ、事態の収拾をつけるために血気盛んな奴らをやんわり笑顔で諌め、後ろ向きな八千穂をそれとなく励ます万能人間っぷりを発揮しながらも妹にやや振り回されている苦労人。
よく頑張った! 感動した! でも影が薄いところがミソです。
今まで貰った感想で彼に触れられてたものは、ものの見事に皆無。
……狙い通り。(ゴメン、イタ兄)
菩比と稚彦の裏切り組も物語のキィになる大好きなポジションです。
だからこそ菩比の性格を好みに設定したとも言えますが。。
瓊河姫のやっちーいじりも、彼女が楽しそうだったのでこっちも楽しくなりました。
本当ならもっと活躍していただきたかったお嬢さんですが、あの時代に女性が長距離の船旅なんて正直有り得ないという壁を越えることが出来ませんでした。
いつか外伝かなにかでリベンジできたらいいのですけれど。
「書きやすい」キャラクター設定をしておかないと、プロットどおりに事が運ばず困ることになります。
キャラクター性に振り回されてストーリィが変わるのは、神代においては重々避けたい事態でありました。
……実際、登場人物の身の振りようとかはプロット段階から大きく変わっていたりするんですけどね、すっぱり切り捨てる筈だった部分を拾い上げたり。
でも大きな流れを設定した時点から、そのラストに向けて動いたわけですから、筆が止まるのは好ましくない。
性格的に書き辛い天稚彦と火乃芸の視点を使わなくちゃならないときは、本当に苦労しました。
……で、今、「一角紀」に相当手間取っているのはそのあたりです。
神代でメインとして使わなかったタイプのキャラクター=書き辛いキャラクターを主人公格に持ってきているため、行動様式をトレースすることが実に難しいのです。
そのあたりが、人生経験の少なさや想像力の足りない部分であるのだと思います。。
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