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 我が敬愛カニグズバーグ氏の著作の翻訳について、ネット上で大きなムーブメントがあったことを最近知りました。
 03~05年ということで、高校に入ってやたら忙しい毎日を送っていた頃ですので、外側に向ける目が無かったというか。。
 いえ、正確に言えば確かにどこかで耳にした気はするのですが、深く考えるところまでいかなかったというか。
 ともかくもその活動の結果として、「ティーパーティーの謎」「800番への旅」の二作が改訳されたということでした。

 「ティーパーティの謎」はカニグズバーグ氏の作品の中でも更に好きな本だったのですが、それが「改訳」ということで、一体どうなったのかとこの間買ってみたのです。
 しばらく趣味の本を買えていなかったので、漫画やら雑誌やらなにやらと一緒に本屋で散財しまくった結果の産物なのですが(汗)
 結論……断然、新しい方が良い!
 前の版で確かに引っかかっていた部分が消化されていて、読んでいて気持ちが良いのです。
 子供達それぞれの個性や思考、感情の動きが際立っていて、主題の繰り返しという音楽的なこの物語をいっそう魅力的にしているように思います。
 疲れてるとホント涙腺ゆるくなるんですよねえ……もう子供達がみんな良い子で!(涙/何度も読んだ話なんですけれどね)
 こんな孫が欲しいなあと思いながら読んでいました。癒された……!

 児童文学は子供の読むものだ、とは京佐はあまり思いません。
 しかし大人向けの童話、という概念は好きではありません。
 ホントに良い本は、子供の時に読んだ本を、大人になってもずっと読み返していけるもののような気がします。
 ……少なくと私にとっては、ですけれどねえ。
 どうも自己分析してみたところ、おそらく京佐が「小説に感情移入しない」タイプの読み手であることが結構カギになってくるのかもしれません。
 つまり「感情移入できるかどうか」が、あまり物語の評価に反映しないので、子供が主人公だったり彼らの心理状態をトレースしていく物語だったとしても、十二分に楽むことが出来る、ということのようです。
 一人称だったとしても客観視から読んでますしね!
 だから一人称書くのが苦手なんですけどね!
 童話や児童文学は子供の頃だけという方々は、感情移入タイプなのかなあと思ってみたり。
 その辺、どうなんでしょうねえ。
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