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 自分の嫌なクセに気が付きました。
 自分、ファンタジィを書こうと思い立ったとき、必ずその世界が丸いか平らか考えてます。
 いえ抽象的な言い方ですが、要するに世界観として擬似地球みたいなのを想定するのか、それとも虚構を虚構として受容するのか初めに決定しないと先に進めないようです。
 ……これ、そうとうマイナスファクターですよね……
 些細なことを気にしているから勢いで執筆が出来ないような気がしてなりません。

 ちなみに神代はファンタジィの皮を被ったSFなので、基本的には丸いです。
 多重世界構造はレイヤー状の平行世界として説明付けるつもりでしたが本編でそんなの別に言わないですしね。
 一角紀はまだ秘密ですが、今思えば上記のような無駄な細かさにこだわる自分があってこそのプロットを組んでいることに気付き、若干凹みました。
 これはもう自分の性分だと思って諦めたほうがいいのかもしれませんねえ。。


 神代異聞にコメント頂き、ありがとうございました~
 状況はかなり殺伐としているはずなのに主人公周りは妙に気の抜けたまったり空間が広がりすぎた感は否めませんが、楽しんでいただけたなら何よりでしたv
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 過去作品を見返していたら、現在HPにアップしている作品の全てがちびっ子+お姉さんorお兄さん(おっさん)という構成を中心としていることに気付きました。
 いや、多いだろうとは思ってたんですが、サイト掲載品=まともに完成させた作品が全部それだとは思わなかったです。
 鳥追イだけが敵対関係で、あとは基本的に同じ側に立ったストーリィ展開ですしね。。
 もっと幅のあるものを書けるように努力したいと思います。

 一角が出来上がらないので短いお話でも、と思いまして。
 今の実力で三十分では、このくらいが限界です。


 提燈を持たねばならぬと釘をさしてきたのは、渡し守であった。そう言われても灯りの持ち合わせなどはない。ではどうすればいい、船に乗せぬということかと問えば、渡し守は当然とばかりに岸辺を指した。
 ――花提燈を作ればいい。
 群を成す曼珠沙華を一瞥する。
 ――花が光るものか。
 ――光るとも、折ってみろ。
 促され、かがみこんで一輪を手折る。ぱきん、と瑞々しい感触がした。
 ――茎の中ほどを、皮を残して折る。花へ向かって少し剥いで、反対側を同じように折って、花に向かって皮を剥いで……その繰り返しだ。
 渡し守に言われるがままに、花提燈を作る。途中何度か間違えて、茎と花とが分かれてしまった。その度に花を川に放り、新しい曼珠沙華を手折る。音もなく流れる水面には、紅い花がいくつも浮かんだ。草の汁に塗れた指が冷える。
 ――これは毒を持つ徒花だと聞いていた。手が腐って落ちるかもしれない。
 ――毒を持つのは根ばかりだ。その根でも、昔は食ったものだった。
 ――何故。
 ――飢饉を知らないか、幸せなことだ。
 手を動かす傍らで、言葉を重ねる。渡し守はこちらを待っているらしかった。蛇腹のようなその構造にようやく合点がゆき、拙いながら何とか小さな花提燈を作り上げる。幼子のころに戻ったようで、なにやら嬉しくなって手に提げてみると、冷えた風にゆらりと紅い花が揺れた。
 ――さあ、これでいいだろう。
 勝ち誇ったように言って、顔を上げる。
 そこには川は無く、色づいた稲穂がこうべを垂れるばかりであった。

 テストは終了です。
 レポートも終わりました。
 植木鉢の復元はまだ終わってません。
 図面もチェックを通っていません。
 レジュメをきってません。
 そもそも文献にまだ目を通してないです。
 明日は前期打ち上げです。

 ……終わってないことの方が多いじゃないですか京佐さん!
 とりあえず 部屋の掃除 という一番苦戦しそうな部分が重いも拠らぬ事態によって前倒しになったのは良いことだと思います、うん。
 床が見える部屋って素晴らしいですね!
 プリント類と本が、春から片付ける暇の無かったカーペットと共に部屋をぎっちりと埋めていたのが嘘のようです。

 ところで京佐はどこでもかしこでもネタを思いついたらメモするクセがあります。
 以前は小さな手帳に書いていたのですが、最近では携帯電話のメールの保存ボックスに書き込みをしています。
 出先でもほいほい書けるし、写真などのイメージも添付出来るので便利なんですよねえ。
 ある程度溜まってて、パソコンが手元に無いときには、そのままパソアドレスに送信しちゃったりすることも多いです。

 ……で、やらかしました。

 春鹿ちゃん、謎のメモ送りつけてごめんなさい……_| ̄|○川

 履歴からアドレスを検索したのが間違いの始まりでした……すいません。。
 しかも一角紀のネタ帳でした。
 登場人物リストだけだったので、ネタバレしなかっただけまだマシ……なのでしょうか。
 恥ずかしいことには変わりませんけど、ね!
 研究室の先輩とかじゃなかったことも天に感謝しておくべきなのでしょうねえ。。

 一角紀のプロット、一番苦戦していた部分がどうにかなりそうでほっとしています。
 私ののプロットの立て方として、短編だろうが中篇だろうがまず「始まり方」と「終わり方」を決めます。
 短編のときは頭で考えるだけなのですが、作中で経過する時間の長い長編は年表的なものも書きます。
 そうして始まりと終わりの間を、いくつかの山場で埋めていくわけですが……
 今回の一角紀ではその間を充填する設定に不備があることを連載開始後に気付きまして(汗)
 全部洗いなおして再構築している、まだ途中なのですが資料をちまちま集めながらどうにかこうにか修正出来そうです。
 道教関連のサイトだとか、いやあマニアックな世界で……(汗)
 一角紀自体の舞台背景とかキャラクターとかは結構昔から考えているものだったりするのですが(舞台背景は高校の初期に友人と遊んでたCRPGが根っこで、キャラクターのうちの何人かに至っては小学生の時から飲んでる薬のある意味擬人化ですしねえ。病気で臥せっている時によっぽど暇だったんでしょうか)、どうやらそれが逆に無意味な固定化を生んでいるようで、ようやく割り切ることが出来ました。
 二視点パラレルで進む話なので、齟齬が出ないように目一杯努力していこうと思います。

 ……というか、次の一角紀の更新でトップ絵変えようと思って描いてからもう半年は経ちますよ。
 絵がカビそうです……_| ̄|○

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