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 過去作品を見返していたら、現在HPにアップしている作品の全てがちびっ子+お姉さんorお兄さん(おっさん)という構成を中心としていることに気付きました。
 いや、多いだろうとは思ってたんですが、サイト掲載品=まともに完成させた作品が全部それだとは思わなかったです。
 鳥追イだけが敵対関係で、あとは基本的に同じ側に立ったストーリィ展開ですしね。。
 もっと幅のあるものを書けるように努力したいと思います。
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 一角が出来上がらないので短いお話でも、と思いまして。
 今の実力で三十分では、このくらいが限界です。


 提燈を持たねばならぬと釘をさしてきたのは、渡し守であった。そう言われても灯りの持ち合わせなどはない。ではどうすればいい、船に乗せぬということかと問えば、渡し守は当然とばかりに岸辺を指した。
 ――花提燈を作ればいい。
 群を成す曼珠沙華を一瞥する。
 ――花が光るものか。
 ――光るとも、折ってみろ。
 促され、かがみこんで一輪を手折る。ぱきん、と瑞々しい感触がした。
 ――茎の中ほどを、皮を残して折る。花へ向かって少し剥いで、反対側を同じように折って、花に向かって皮を剥いで……その繰り返しだ。
 渡し守に言われるがままに、花提燈を作る。途中何度か間違えて、茎と花とが分かれてしまった。その度に花を川に放り、新しい曼珠沙華を手折る。音もなく流れる水面には、紅い花がいくつも浮かんだ。草の汁に塗れた指が冷える。
 ――これは毒を持つ徒花だと聞いていた。手が腐って落ちるかもしれない。
 ――毒を持つのは根ばかりだ。その根でも、昔は食ったものだった。
 ――何故。
 ――飢饉を知らないか、幸せなことだ。
 手を動かす傍らで、言葉を重ねる。渡し守はこちらを待っているらしかった。蛇腹のようなその構造にようやく合点がゆき、拙いながら何とか小さな花提燈を作り上げる。幼子のころに戻ったようで、なにやら嬉しくなって手に提げてみると、冷えた風にゆらりと紅い花が揺れた。
 ――さあ、これでいいだろう。
 勝ち誇ったように言って、顔を上げる。
 そこには川は無く、色づいた稲穂がこうべを垂れるばかりであった。

 テストは終了です。
 レポートも終わりました。
 植木鉢の復元はまだ終わってません。
 図面もチェックを通っていません。
 レジュメをきってません。
 そもそも文献にまだ目を通してないです。
 明日は前期打ち上げです。

 ……終わってないことの方が多いじゃないですか京佐さん!
 とりあえず 部屋の掃除 という一番苦戦しそうな部分が重いも拠らぬ事態によって前倒しになったのは良いことだと思います、うん。
 床が見える部屋って素晴らしいですね!
 プリント類と本が、春から片付ける暇の無かったカーペットと共に部屋をぎっちりと埋めていたのが嘘のようです。

 ところで京佐はどこでもかしこでもネタを思いついたらメモするクセがあります。
 以前は小さな手帳に書いていたのですが、最近では携帯電話のメールの保存ボックスに書き込みをしています。
 出先でもほいほい書けるし、写真などのイメージも添付出来るので便利なんですよねえ。
 ある程度溜まってて、パソコンが手元に無いときには、そのままパソアドレスに送信しちゃったりすることも多いです。

 ……で、やらかしました。

 春鹿ちゃん、謎のメモ送りつけてごめんなさい……_| ̄|○川

 履歴からアドレスを検索したのが間違いの始まりでした……すいません。。
 しかも一角紀のネタ帳でした。
 登場人物リストだけだったので、ネタバレしなかっただけまだマシ……なのでしょうか。
 恥ずかしいことには変わりませんけど、ね!
 研究室の先輩とかじゃなかったことも天に感謝しておくべきなのでしょうねえ。。

 図面締め切り、本日。
 考古学概説テスト、本日。

 がんばりますよ、うん。


 先日の考古学講義にて我が故郷が大変ピックアップされていて内心ドッキドキでした。
 王陵の丘、みんなで行ったものですよ……(遠い目)
 そんなわけで、ちょっと里心が付きました。。

 しかし先生、確かに山陰地方の古墳はちょっと特殊かもしれませんけどそんなに連呼しなくていいじゃないですか!
 同期の友人達の生ぬるい視線が切なかったです。
 ええ確かに最先端の古墳スタイルとは全く別方向に突っ走ってる感はありますが、それは昔の出雲人であって京佐ではありませんからね!(涙)

 ひとつひとつ、何とか片付いていってます。
 本日、図面一枚とテストが一回終了しました!(涙)
 ……忙しさは全く変わらないはずなのですが(そして時間が刻々と過ぎている以上、より切羽詰ってくるはずなのですが)、なんとはなしに心にゆとりが生まれるような気がしますね。
 まあ間違い無く気のせいですけどね。
 さて、セクション図面は初めてなので勝手が分からない上、前任者が原図と矛盾のある図面を作成した挙句に逃亡したのでちょっと先輩達に質問行脚をせねばなりません。
 皆さん色々な仕事でお忙しいでしょうに、申し訳ありません……

 ▽ちなみに上述記事にて謎の単語があったという方はこちらをご参照のこと。
 考古学裏辞典

 京佐がツボだったのは
よ-さん【予算】   少ない。 」
 の一文です。
 ハハ、まったくですね……(泣)

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